高気密・高断熱な家で快適に暮らす
気温が低くなる冬場は、朝キッチンが寒かったりお風呂場が冷えきっていたりしますよね。このように、暮らしていると家に対して色々な家の悩みを抱えている人も沢山いると思います。例えば、同じ気温であっても室内が寒かったり暑かったりするのは、実は家のつくりや構造に原因があります。しかし、エコ住宅の場合は、夏は涼しく冬も暖かく素足で過ごせると言うように、エアコンだけに頼らずとも快適な暮らしを送る事が出来ます。
冬の時期：暖房をつけているけれど窓の近くや床が冷たいと感じる
夏の時期：冷房をつけているけれど部屋のカーテンを閉めた方がより涼しく感じる
このように、エアコンを使用していても隙間風や熱が家にこもって、家の中を快適な状態に保つ事が難しい事が悩みとして多く挙げています。
しかし、「高気密・高断熱な家」と言うのは、冬場は外部の冷気を遮断して室内の暖かい空気が逃げて行かないようにし、夏場は外部から入ってくる太陽熱等の熱を遮断して室内に涼しい空気を循環させてくれます。なので、冬場は暖かく夏場は涼しい快適な生活を送る事が出来るのです。高性能な住宅設備を後から導入したとしても、一般的な家の寿命は10〜20年と言われていますが、家を高断熱にするだけで家の寿命も長くなります。このように、家を建てた後に掛かるランニングコストを抑える事が出来ます。
太陽光発電を利用し経費削減
家を建てるとなった時、やはり一番には建築費用や土地のお金の事が気になりますよね。しかし、家づくりには長期的な視点を持つ事が大切で、暮らしを送る中で掛かってくる消費エネルギーを最小化に抑えた家づくりの性能向上にまで配慮する事が出来ていない人達が多くいます。実はこれが結果的に家を建てた後の「住宅貧乏」になってしまう典型的な例なんです。
家を建てる時に、高断熱化や省エネ性能の高いエアコンや給湯設備、照明などを上手に組み合わせた「エコ住宅」にする事で、実は消費エネルギーを省エネ基準よりも更に20％以上削減する事が可能になり省エネ効果をアップする事が出来ます。
また、使用するエネルギーをなるべく抑えるだけでなく、使用するエネルギーを補う為に太陽光発電を活用するので、発電した電気を自分の家で使用する分と発電した電気を売電する事が出来るので、消費エネルギーの収支をゼロ以下にする事も可能です。
一般的なエコ住宅でない家の場合、生涯住居費はエコ住宅に比べると500万円位損をする計算になると言われています。ランニングコストのメリットが長く続く事を考えれば、エコ住宅は非常にお財布に優しいと言えます。
体に及ぼす良い影響
本来家を建てると言うのは、自分の大事な家族が快適に健康に過ごせる空間をつくる為です。しかし、折角自分達で建てた家であっても、断熱性能が低く家のつくりが不十分であるが為に、家族の健康に悪影響を及ぼしてしまう事もあります。しかし、エコ住宅の場合、健康を改善する事が出来る様々な効果があります。高断熱・高気密の家にする事で、クリーンでハウスダストが少ない室内環境にする事が出来るので家族の健康改善に繋がる家づくりを実現します。
断熱性能が上がる事で、実は罹患率が改善する事が出来ます。
例えば・・・
・手足の冷え ・関節炎 ・アトピー性皮膚炎
・気管支ぜんそく ・咳
等が改善されます。これらの健康改善によって、自ずと医療費の削減効果にも期待が出来ます。高断熱のエコ住宅と言うのは、私達の健康を強化する事が出来る近道になるのです。
まとめ
エネハウスの良さと言うのは、消費エネルギーをなるべく最小限に抑えられる事です。断熱性だけに優れた住宅、省エネ設備だけを充実させて太陽光発電で電気の消費量を補ったとしても、元々エネルギー消費量が多い家に住んでいる場合は、全く「エコハウス」とは言えません。まずは、消費エネルギーを削減する家づくりの工夫をして、それから自分達の住まいに省エネ設備や蓄電システムを取り入れていきましょう。近年は、環境問題が重視され省エネに対する意識も高まっているので、これから家を建てる事を検討している方は是非エコハウスを建ててみてはいかがでしょうか。
